今年からライヴ・アクトが大幅に増え、テントも巨大になったDJ BOOTH。ヒサシ the KID (THE BEACHES)の乱入というサプライズもありつつ、アジカン“君という花”やブルハ“リンダリンダ”などのキラー・チューン連発で朝イチからアゲまくった西村道男、ハウスDJとしての顔も持つけどこのセットは斉藤和義“歩いて帰ろう”やthe telephones“Monkey Discooooooo”などなど日本のロック・アンセム乱れ打ちの末、9mm “Vampiregirl”でシメた前田博章、それぞれのDJの次は(ふたりとも夜も出番あるのでそっちでがっちりレポします)、本日のライヴ一発目。2日前にメジャー10枚目のシングル『妄想のハワイ』(HAWAIIAN6のYUTAが曲提供!)をリリースしたばかりのPASSPO☆の登場。
「あああぁ…明日はロッキン…ふぁあああああ!! ROCKな魂がわきだしてきた! 沸騰してきたぁあああああ!!ぁあ!!」とテンションを上げる者(増井みお)、「ロッキンやで」「ついにロッキンやで」「やばい。あーやばい」「緊張やばい」と過度なテンパリを連投する者(森詩織)など(以上twitterより)、それぞれさまざまな思いでこのステージに臨んだらしき9人でしたが、おなじみのスタート宣言「PASSPO☆、テイクオフ!」に続き、“夏空HANABI”“Next Flight”の2連発で、いきなりDJ BOOTHをがっちりロック。考えたら、そもそも「キャビンアテンダントをモチーフにしている」ということの他に、「トラックは王道メタルやパンクなどのラウド系ロック、それをアイドル・グループが歌いまくる」というのが基本コンセプトになっているわけで、ってことは当然速く激しい曲が多いわけで、こういう場でアガるにもアゲるにも最適な人たちなんだなあ、と、改めて認識しました。メンバー全員の自己紹介のあと、「ROCK IN JAPAN、めっちゃ勝負なのに、1曲目の“夏空HANABI”で普段使ってる扇子を忘れてきてしまった」などとカミングアウトしつつ、次は前述の“妄想のハワイ”、そして“ BABY JUMP ~天国への搭乗便~”“WING”、MCで「マキシマム ザ ホルモンを観る!」と宣言したりしつつ、“キャンディ・ルーム” “Dear My Friends”でライヴを終える。「ステージからはけたくない!」と嘆きながら、「今日PASSPO☆を観にきてくださったみなさん、本当にありがとうございました。本日はご搭乗、ありがとうございました。以上、PASSPO☆でした!」というお礼&挨拶でシメ。確実に、大量の一見さんを巻き込み続けた30分でした。楽しい、いきなり。(兵庫慎司)
この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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