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日が暮れてきたひたちなか、薄闇の中RAM RIDERが起動。鮮やかに映えるライト、スクリーンの輝きと極上のダンス・ミュージックはやはり、とても相性がいい。ステージ上のRAM RIDERはバックライトを受け、黒い影のシルエットとなり、抑制の効いた、効果的な動きでオーディエンスをリードする。そして、ステージに飛び込んでくる、世界を見てきたダンサーたち、TEMPURA KIDZ。初めて見るとまずギョッとしてしまう人がほとんどではないだろうか。あの小さな身体のキッズたちがビシバシに切れ上がった激しいダンスを決めていくことに、自分の知覚の常識が追い付かないのだ。鮮やかなシンクロ感、また、激しいだけではない動きのバリエーションに魅入ってしまった。“DANCE NUMBER”“CIDER CIDER”の2曲でTEMPURA KIDZが一度、退いた後はRAM RIDERの時間。代表曲“HELLO starring ORANGE RANGE”を始めとするアルバム『AUDIO GALAXY -RAM RIDER vs STARS!!!-』からのコラボ楽曲を、このフェスのために調整してきたという仕様で畳み掛けていく。1曲1曲、丁寧に曲の説明をしていくのがこの人の流儀だ。そして「DJやりながら歌うのは、ROCK IN JAPANじゃなきゃやらない」とも。再度、登場したTEMPURA KIDZとのナンバーは“DANCE de NiPPON”“はっぴぃ夏祭り”。その名の通り、日本の祭りに根差した盆踊りのようなビートが、体に馴染む。キッズ5人の凄さだけではないかわいさも見えてきた。さらにCMで話題の槇原敬之カバー“どんなときも。”を披露。RAM RIDERもさらなるこのフェスでのサプライズとしてクラブですらかけていないという、新曲“AROUND U”本邦初公開という、大充実のスペシャル・セットを見せてくれた。(斉藤知太)





この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【RAM RIDER】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート
【TEMPURA KIDZ】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート