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いよいよ本フェスも折り返し地点! という重要なステージに登場してくれるのは、ストレイテナー。昨年は初日GRASS STAGEのトリを飾ってくれた彼らだが、そのときとは確実に変化したステージングになることは明らかだ。なにしろ、昨年10月に4人目のメンバーとして元ART-SCHOOLの大山純(ギター)が加入したのだから。そんな彼らが1曲目に選んだのは、リフレインするフレーズに焦燥感が煽られる“DISCOGRAPHY”。つづく“TODAY”“Ark”では余裕にも似た安定感のあるパフォーマンスで魅せ、観客もゆったりと身を任せて気持ちよさそうだ。ホリエがキーボードに座ってしっとりと歌い上げる“SIX DAY WONDER”も、ひたちなかに吹き抜けるさわやかな風とあいまって美しく響く。フェス直後にリリースされる“CLONE”“DONKEY BOOGIE DODO”の連続プレイは圧巻で、4人になったことでさらに進化した独自性と懐の深い音楽性が鮮やかに立体化したのが興味深かった。さらに“KILLER TUNE”でオーディエンスをヒートアップさせたかと思いきや、そのグルーヴ攻撃は“Little Miss Weekend”とラストの“クラッシュ”まで続いた。新しい才能が加わったことによる化学反応、そしてアルバム『Nexus』をひっさげた全国ツアーに初の日本武道館公演という経験が彼らを強くしたのだろう。ということがよくわかるアクトだった。(上田智子)