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「久しぶり、ひたちなか! 俺たち、ストレイテナーって言います。よろしくお願いします」というホリエの短いMCから、緻密なビートと透明なファルセットが交錯する“Man-like Creatures”に突入。続いて、OJのギターから曲がスタートした、ややBPMゆったりめの“SIX DAY WONDER”へ。キラーチューン乱れ撃ちのセットリストの中で、この2曲が良いアクセントになっていた。
「音楽を愛して、ロックを楽しむこと。そんな俺たちのすべてが詰まったアルバムを先週、リリースしたので聴いてください」とホリエが語ると、「聴いてほしいな。もっと言うなら、買ってほしいな(笑)」とシンペイが続ける。そして、ニュー・アルバムから“羊の群れは丘を登る”“YOU and I”を披露。「僕らはひとつさ YOU AND I」という“YOU and I”の歌詞が、幸せな一体感に包まれたGRASS STAGEの状況を表していたように思う。
「じゃあ、みんなが知っている曲を」(ホリエ)と“REMINDER”と“Melodic Storm”を演奏し、ラストは「ひたちなかのバーサーカーに捧ぐ!」というシンペイのシャウトから“BERSERKER TUNE”。まさにテナーの集大成のようなセットリストだったが、しかし彼らの場合、常に今立っている場所が集大成とも言えるだろう。どんどんスケール感を増し、新しいロックの地平を引き開く旅を続けながら、それでいてストレイテナーはいつもオーディエンスのすぐ隣に寄り添っている。炎天下で繰り広げられた熱演の中に、そんなテナーの温かさが伝わるようだった。肩を組み、深々とフィールドに頭を下げた4人に、いつまでも大きな拍手と歓声が贈られていた。(大山貴弘)
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ストレイテナー のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ