フェス2日目のこの時間、ということはつまり、3日目のフェスの折り返し地点ということである。そこに投入されるのは、昨年GRASS STAGE3日目のトップを飾ったマキシマム ザホルモンだ! スペース・コンバインのSEで登場し、いきなり“F“でヘッドバンキングをかましまくる。会場を埋め尽くす観客を見渡して、「これ、ラストエンペラーのワンシーンであったよね」と笑うダイスケはんに続いて、「ちょっとなんか疲れてたりとか、ホルモンだから寝ちゃおうかな、とかいう人たち! もれなく……ぶっ殺します!!」とナヲも叫ぶ。「“夢中っで~、がんばる君に~♪”」と藤原紀香のCMソングを熱唱したかと思ったら、「テントのみなさーん! ほら、ミヒマルGTだよっ。違った? 舌打ちがいっぱい? 思い出がいっぱい? 今日は渋谷さんから乗り換えて、山崎さんに乗ってやってまいりました!」というナヲのMCに会場も爆笑。そして、「3度の飯より、飯が好き!」と“絶望ビリー”がスタート。続く“爪爪爪”“恋のスウィート糞メリケン”では既にアドレナリン垂れ流し状態。劇薬を注入されてしまったオーディエンスは、“ロッキンポ殺し”で総ヘッドバンキング。いや~、爽快すぎる。さらに“アバラ・ボブ”3曲連続プレイ、“シミ”に続いて、「麺カタ!」「こってり!」のコール&レスポンスで“恋のメガラバ”に突入。ひとり残らずきっちり楽しませ、確固たる演奏力と圧倒的なパフォーマンスで圧倒してしまうのは、お見事。元気でました。(上田智子)
マキシマム ザ ホルモン のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ