昨年のLAKE STAGE1日目のトリから一転、今年は最終日GRASSのトップバッターで出撃のマキシマム ザ ホルモン! フェスの要所&局所でばっこしキメるアクトとしてマキシマムの油が乗り切っていることは言うまでもないし、渋谷陽一の「<ロックすごろく>で上がりまで来てくれた」という紹介どおり満を持してのGRASS登場である。
1曲目“シミ”から臓腑を突き刺すような激重激痛リズムがフィールドを蹂躙、ヘッドバンギング合戦となったオーディエンスの熱が瞬く間に灼熱の気温を超えていく。「みんな早起きご苦労様! 損はさせませんよぉぉぉぉっ!!」とナヲ(Dr&Vo)が叫ぶや“絶望ビリー”“ぶっ生き返す”の2連打。全てが濃い!熱い!重い! オーディエンスの体と心を制御していた装置のリミッターが完璧イカれてしまってる。これぞ起点にして極点。オープニングアクトの役目を100%全うどころか250%ぐらいヤリスギである。恒例の「麺カタ!」「こってり!」コール&レスポンスを数万人でやってる絵は爆笑につぐ爆笑で、そのぶっ壊れたテンションのまま“恋のメガラバ”になだれ込む。フィールドには数万人の汗が蒸気となって立ち上り、ステージが見えない勢い。皆さん、くれぐれも水分補給を!!!!(粉川しの)
マキシマム ザ ホルモン のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ