開口一番、「イエー!」という西村(Vo/G)の空に突き刺さるような叫びでスタートした3ピースの眼鏡バンド、シュノーケル。“奇跡”“ナツカゼ”“Another World”の、衝動的で爽快なギター・サウンドとキラキラとしたピアノの音色、胸を鷲づかみにするようなグッド・メロディで、SOUND OF FORESTを、一気にシュノーケル・ワールドに巻き込んでいく。この日のシュノーケルは、とにかくアグレッシヴだった! 新曲“ラプソディ”や、「若若男女サマーツアー’08」で好評だったというチャットモンチーの“東京ハチミツオーケストラ”のカヴァーなども交えつつ、“solar wind”“波風サテライト”まで、全7曲、35分間、ほとんどMCは挟まなかった。特に、西村の衝動をブチ撒けるような様と、「何か」を掴もうとするような切迫感には、目を見張るものがあった。最新シングル『ナツカゼ』以降のロック・モードと、これからのシュノーケルは「何か」が起こるかもしれない、という期待に胸が膨らむステージだった。(岡崎咲子)
シュノーケル のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ