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ウィング・テント3番手は、クラシック・ロックのカッコよさとパンキッシュな衝動を笑顔で鳴らすおとぎ話。「ジャパーン! みんな聞こえるかー! これがおとぎ話のロックンロールだ!」と叫び、投げキッスまでしてみせるヴォーカル有馬。胸がキュンとしてしまうようなハッピーなヴァイブに満ちた新曲“ネオン BOYS”を挟み、「おとぎ話の歌にはテーマがあります。笑顔です。俺みたいなのが笑顔とか言うとグッとくるでしょ? みなさんに飛びっきりのスマイルを贈りたいと思います」というMCに続いて最新シングルの“SMILE”で、会場が暖かなハンドクラップに包まれる。そこから名曲“KIDS”へ。瑞々しくも流麗なメロディライン、はっとするほど美しく叙情的なリリック、そしてお客さんの手拍子が合わさって生み出されるグルーヴは力強く、この場いる人全てを祝福しているかのようなポジティヴなエネルギーに満ちていた。「出会いっていうのは名残惜しいくらいがちょうどいいんだよ」という有馬の名言を残し、 “Festival Express”“パレード”で華やかに締めくくられた。(林敦子)