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日が高くなり、だんだんと暑くなってきたSEASIDE STAGEを更に熱く盛り上げるべくやってきたのは、横浜発の5人組=NUBO。昨年に続いて2年連続のRIJ登場である。まずは一成(Vo)の「遊ぼうぜー!」の一声と共に、オープニング・ナンバーの“If there is no mirror ball”を発射! サンサンと照りつける太陽の下、ステージ上を目まぐるしく動き回って飛び回る、一成、tommyのツインヴォーカル。今日のこの日を目一杯楽しみ尽くしてやるという貪欲な彼らの姿勢がオーディエンスに伝播し、のっけから会場中を巻き込んだ壮絶なダンス・タイムがスタート! そして「遊び倒せよROCK IN JAPAN!」という一成の言葉から、必殺アンセム“咲く花”へ! tommyによる「飛べ!飛べ!飛べー!」のかけ声に、オーディエンスは我を忘れて飛び跳ねる! 続いては、サブ(Dr)のキックが体の芯まで振動を運ぶ鉄壁のダンスナンバー“Go on foot”。曲の途中で一成とtommyが向かい合い、掛け合うようにボーカルを絡ませてみせると、フロアの狂騒がまた一段と跳ね上がる! そしてライヴ終盤、“Present changes past”の前のMCでは、「今日何かを吐き出したい人も、何かをもらいたい人も、全員を満たしていきてえんだ。プラスの力を、心を、溜めて溜めて溜めて溜めて溜めて――ちょっとこぼれそうになったら、誰かに分けてあげられるぐらい。そんな時間を作れそうな気がします!」と、tommyの熱い想いが大爆発! その後は、「俺らで作ろうぜー!」(tommy)と始まった“Such one”、「あなたの声が遠くまで聞こえますように!」と、tommyが会場に盛大なハンドクラップを巻き起こした“Circle”を経て、ラストナンバーの“Colored”へ! 最後は「最高だぜ今日はー!」というtommyのシャウトがSEASIDE STAGEに高らかに伸びていき、ひたすら踊って踊って踊り狂った彼らのステージは終わった。誰よりも楽しみたいし、誰よりも楽しませたい――そんな彼らのエモーションがひたちなかに生み出したポジティヴなエネルギーは、ここだけではなく、きっと「あの場所」まで伝わっていくはずだ。(前島耕)