「ずっとバンドが好きで、ずっとライヴが好きで、そうやって続けてきたんだけどさ。こういう場所に集まる人が、好きなんだわ！ さぁロッキン、遊ぼうぜー！！」（tommy）との第一声から熱量全開のステージを繰り広げるのは、浜っ子5人組バンド：NUBO！ 高揚感に満ちたお祭りナンバー“Such one”がフロアにいくつものコブシを突き上げ、「楽しいなあ！ 遊べよー！！」と一成が呼びかけて“咲く花”、さらに“RESHINE”と間髪おかずに畳み掛ければ、場内は盛大なオイコール＆割れんばかりのハンドクラップに沸き立ち、瞬く間に沸点到達（暑苦しくもエネルギッシュな5人の勢いが半端じゃない！）。tommyと一成はダイナミックなアクションと共に気持ちを振り絞るように歌声を響かせ、楽器隊の3人も頭と身体を振り乱して激しくプレイ。すべてを曝け出すようなバンドの熱演が観る者のハートを撃ち抜き、開放させ、WING中に輝くような笑顔を咲かせていった。
中盤も「行こうぜー！！」（tommy）と叫んで“ナイモノバカリ”、“Present changes past”、“Circle”とアクセルべた踏みで爆走。パンクやロック、ラテンにファンクなどなど多様な音楽的原材料を高圧力で凝縮させたNUBOサウンドは何しろ滋養強壮成分に満ちていて、聴いているだけで生命力が引き出されていくよう。一事が万事そんな感じだから、ラストナンバー“Colored”で巻き起こった沸き立つような狂騒はもう圧巻のひと言。「踊れ！ 踊れー！！」とtommyが容赦なくアジって、ひとり残らず絶頂へと導いていったのだった。ライヴハウスで鍛え上げた肉体性と強烈なポジティヴィティを見せつける、文句なしの快演！（奥村明裕）
この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です！ 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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