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開演時刻のずいぶん前から続々とWING TENTに詰めかける人、人、人……。これほどまでの磁力でオーディエンスを惹きつけるのは、そう、目下破竹の快進撃を続けているKANA-BOONだ。「お待たせしました、KANA-BOONです! ようこそ!」との谷口の挨拶を皮切りに、“ワールド”の爽快な4つ打ちビートがフロアを勢いよくジャンプさせ、場内の一体感はみるみる上昇。「まだまだお昼で、この後もかっこいい先輩バンドがたくさん出ますが、この瞬間に体力を置いていってください。よろしくお願いします!」(谷口)との呼びかけにフロアは「望むところ!」とばかりに大歓声で応え、「クローーーン!」と盛大なシンガロングと手拍子でエモーションを大開放。早くも最高潮といえる盛り上がりだ。

MCでは「(ベース飯田に)今日も面白い話をしてあげなさい」(谷口)、「おい、ハードル上げんな!(笑)」(飯田)といった軽妙な掛け合いや学生時代の友人「今田くん」のエピソードでオーディエンスを笑わせながら、「僕はROCKIN'ON JAPANを毎月買ってて、夏のフェス特集号も買ってて。だから、本当に夢が叶いました。ありがとうございます!」と丁寧に感謝も届ける谷口。そして「いつか絶対、僕らいちばんでっかいステージに立ちますから。ここにいる全員、連れていきますので。だから約束です。全部はこれから始まるんで、よろしくお願いします!」と力強くマニフェスト。さらに「もう一個夢が叶いまして……僕ら9月25日にメジャーデビューします」と谷口が告げれば勢いよく湧き上がる大喝采!(谷口もガッツポーズ!)「じゃあメジャーデビュー曲を……」といち早く披露された新曲が瞬く間にオーディエンスを巻き込み、その勢いのまま「ありがとう! 来年は違うステージで会いましょう」とラストは新世代のギターロックアンセム“ないものねだり”投下で臨界点突破! ハナから馬鹿高かった期待値を優に上回る、威風堂々たるROCK IN JAPAN FESTIVAL初舞台だった。(奥村明裕)





この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【KANA-BOON】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート