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昼時を過ぎて日差しこそ弱まってきたものの、まだまだ蒸し暑いここひたちなかにラウド・シーンの急先鋒=MY FIRST STORYが初参戦! 「ようこそ! 俺らMY FIRST STORYといいます。今日は最後までよろしくお願いします!」(Hiro)と意気揚々とWINGのステージに立った5人は、「かかってこい!!」とのHiroの咆哮と共にオープニング曲“The Story Is My Life”から火花を散らすような重量級サウンドを放射。ShoとTeruによるツイン・ギターはステージ狭しと駆け回り、フロント4人が一斉に飛び上がるなど、ダイナミックで躍動感に満ちたステージングでもオーディエンスを根こそぎ焚きつけていく。立て続けに“EXPERIENCE”のアクロバティックかつアグレッシヴな轟音でフロアを飲み込み、「もう少しでいい、みんなでひとつになってみませんか!?」(Hiro)と呼びかけて熱烈なオイコールが勃発。その間にもフロアの人口密度はどんどん膨れ上がり、ちょっと異様なまでの熱狂に包まれたWING TENTである。

「こっからが本番だぞ、ロック・イン・ジャパン!」と呼びかけた中盤の“Awake”から5人はさらにギアを上げてスパート。喉が裂けんばかりのスクリームとアジテーション、そして伸びやかなヴォーカルを巧みに使いわけ、観衆を真っ向から受け止めるフロントマン・Hiroは、弱冠19歳とは思えぬ貫禄を纏っていて、表現者としての傑出したポテンシャルを見せつけていた。最後は「次の曲に全身全霊を込めて、あなたたちに音を届けます。この日のために自分たちの殻を打ち破って、これがMY FIRST STORYだと言える曲を作ってきました。みなさん受け取ってくれますか!?」(Hiro)と、7月3日に発表したばかりの最新シングル『最終回STORY』投下でバーストするような熱狂が出現! フィニッシュを決めて勝利宣言のように腕を掲げるHiroが実に頼もしいじゃないか。多大な期待感でもって今後の飛躍を見守りたい。(奥村明裕)





この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【MY FIRST STORY】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート