もはやROCK IN JAPAN FESTIVAL、DJ BOOTHではお馴染みとなったDJダイノジ。初っ端からステージにはダイノジはじめ、彼らが企画するDJイベント『ジャイアンナイト』の仲間たちがパフォーマーとして集結。まずは大地洋輔がお馴染みの近藤真彦のモノマネで「こんばんは! マッチでーす!」という一言から、ビレッジマンズストア“逃げてくあの娘にゃ聴こえない”、ミッシェル・ガン・エレファント“サタニック・ブン・ブン・ヘッド”、ジャミロクワイ “Canned Heat”、さらに“創聖のアクエリオン”などジャンルも洋邦も問わず、大谷ノブ彦ワールドを乱れ打ちしていく。
アデル“Rolling In The Deep”、YOUR SONG IS GOOD“THE LOVE SONG”、星野 源“化物”といったナンバーに続いて、トレーナーを着た大地洋輔が登場。「私は悪魔の死者デビルサタン様だ! この世で一番ロックが大嫌いだ!」と言い放つと、会場からは大ブーイングが起こる。「お前たちはロック・フェスなど愚の骨頂に集まったバカどもだ。これからオレ様が音楽を奪い去ってやる!」というわけで、集まったお客さんがヘドバンでひとつになってデビルサタンを追い返す、という流れに。ここぞとばかりにSlipknot“People=Shit”で全力のヘドバン! 「くそー、憶えておれ」と悪役お決まりの捨てゼリフを吐いてデビルサタンは退場……かと思えば、「家に帰るまではフェスだから気をつけて帰れよ」「あと自分の好きなバンドだけじゃなくて、ちょっと興味あるバンドも見たほうが勉強になるよ」、さらには「たまには両親に『ありがとう』って言おうな」とまで言い残して、律儀なサタン様はステージ袖に消えて行ったのだった。
この後は、TOTALFAT“PARTY PARTY”、POLYSICS“PEACH PIE ON THE BEACH”などをこれでもかと連投。大谷ノブ彦が「お金持ってる人も素晴らしい。社会的地位のある人も素晴らしい。僻みもあるけど売れてる芸人も素晴らしい。だけど見えないギターが見えるって言い切れる君たちは最高だよ!」と本日も炸裂したおおちのエアギターに引っ掛けて叫ぶと、いよいよクライマックスへ。アナログフィッシュ“Sayonara90′s”、玉置浩二“田園”などで盛り上がりが最高潮に達すると、最後はXジャンプならぬ、大(ダイノジのダイ)ジャンプで終了。まるで嵐が吹き荒れたかのような80分だった。(秦理絵)
この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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