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晴天に恵まれたROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013、3日目。TRFの“survival dAnce ~no no cry more~”が流れると、SOUND OF FORESTいっぱいに集まったオーディエンスは一斉に手拍子で迎える。SOUND OF FORESTのトップを飾るのは、ROCK IN JAPAN FESTIVAL初登場の東京カランコロン。SOUND OF FORESTは見渡す限りの人、人、人だ。

「皆さんこんにちは、TRFの後輩、東京カランコロンです。これから先、僕らはいろんなイベントとかフェスに出ることになると思うんですけど、初めてロック・イン・ジャパンに出演する今日という日を僕らは一生忘れないと思います。皆さんにとっても一生忘れられないライヴになるよう、飛ばしていきます!」といちろー(Vo/G)が語ると、ライヴは“少女ジャンプ”からスタート。せんせい(Vo/Key)はマイクを両手で掴んで、くねくねと踊りながらキュートな歌声を響かせる。途端にフィールドから大きなハンドクラップが巻き起こり、SOUND OF FORESTに爽快な一体感を巻き起こした。

いちろーがメインヴォーカルを務める“CAN’T STOP 運命線”では、歌詞を《みんなFORESTに集まってくれてありがとう とりあえず森に願いを》と歌ってフィールドを沸かせる。7月にリリースしたばかりのメジャー1stシングル“16のbeat”では性急なビートがフィールドを心地良く疾走し、FORESTは再び大きなハンドクラップで埋め尽くされた。間奏では、いちろーの「行けー!」の声を合図においたん(G)が高速ギターを披露し、オーディエンスを大いに盛り上げる。

かみむー氏(Dr)は、2000年に行われた、第一回目のROCK IN JAPAN FESTIVALにお客さんとして参加していて、ステージ上でROCK IN JAPAN FESTIVAL 2000のフェスTシャツを自慢気に掲げていた。佐藤全部(B)も「『コラーッ!』って言いたいけど、言わない。ありがとうございます」と妙に嬉しそうに語り、フィールドを眺めている。このステージに立つ5人の興奮が伝わってくるようだ。“true!true!true!”ではいちろーがギターを置いてステージ上で踊りまくり、最後はロボットダンスまで披露する。

ラストはいちろーが「ここで死ぬつもりでいきます!」と語って演奏した“泣き虫ファイター”。せんせいも「ありがとうございます!」を10回以上も連呼していたぐらい、万感のステージを見せた彼らに、フィールドいっぱいのオーディエンスからは温かい拍手が送られていた。東京カランコロンがROCK IN JAPAN FESTIVALのオーディエンスを、完全に虜にしたステージだった。(大山貴弘)




この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【東京カランコロン】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート