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SEの“淫ピーDANCE”が鳴り響くと、SOUND OF FORESTに集まったオーディエンスの巨大なハンドクラップに包まれる。4年連続SOUND OF FOREST出演となるMONOBRIGHT。今年は、バンドと“結婚”した新メンバー・ヒダカトオルを加えた5人組としての登場だ。
ステージに姿を現すなり、いつものことながら桃野(Vo・G・Key)は超ハイテンション。フィールド中をあちこち指差したり、ステージをクネクネと練り歩いたり、オーディエンスを沸かせる。大きなオイコールに迎えられて突入した有頂天のカヴァー曲“オードリー・ヘプバーン泥棒”で、新生MONOBRIGHTのROCK IN JAPAN初ステージがスタート! 昼下がりの強烈な太陽の光が照りつける中、ものすごい勢いでフィールドをMONOBRIGHT色の変態ポップで染め上げていく。
「おはようございます、MONOBRIGHTです! しかし、なんだいこの直射日光は!」とサングラス越しに桃野が太陽をにらむと、ヒダカ(Vo・G・Key)も「私たち結婚したばかりだけど、新婚旅行でこんなところはイヤよ」と続け、オーディエンスを笑わせる。「でも、はっきり言って、MONOBRIGHTを観に来たからには、もっともっと暑くさせます!」と桃野がやや噛み気味に煽ると、“DANCING BABE”でさらにSOUND OF FORESTをヒートアップさせていく。フィールドも、桃野が思わず「ひたちなか、最高だよ!」と叫ぶほどの大熱狂だ。“JOYJOYエクスペリエンス”では「新しい愛、消えない恋でしょ?」という歌詞を「茨城の愛、消えない恋でしょ?」と替えて歌い、オーディエンスを歓喜させる。
SOUND OF FOREST後方までオーディエンスがいっぱいに詰め掛ける中、MONOBRIGHTのCDを持っていない人に手を上げさせ、「このやろう!」と叱るなどした後、「一緒に来てくれるか? 一緒に踊ってくれるか? 一緒に歌ってくれるのか?」と桃野が煽りに煽って“COME TOGETHER”を披露すると、SOUND OF FORESTは完全にMONOBRIGHTのロックの虜に。フィールド中に大合唱とダンスの嵐を巻き起こし、一段とスケール感を増した5人の今を見せつけたMONOBRIGHT。「また来年もSOUND OF FORESTに来てください!」と語り、桃野はシャツを脱ぎ捨ててステージを去った。(大山貴弘)