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SOUND OF FORESTいっぱいのオーディエンスが待ち受ける中、SEの“淫ピーDANCE”にのってご陽気にステージに踊り出てきたMONOBRIGHT御一行様。5年連続のSOUND OF FOREST出演を果たした彼らだが、今年はいつになく攻撃的な新境地を魅せつけるステージとなった。

「Clap Your Hands!」という桃野陽介(Vo・G・Key)の掛け声でSOUND OF FORESTをハンドクラップで埋め尽くすと、“DANCING BABE”でいきなり会場をダンス天国に塗り替えてしまう。軽快なリズムに合わせてSOUND OF FORESTいっぱいのオーディエンスの手が一斉に揺れる光景はまさに壮観。「これだけ音楽が好きなROCK IN JAPANのみんなが集まって、やるとしたらこんな曲!」(桃野)とスカのビートで疾走する変態ソング“この人、大丈夫ですか”を繰り出し、フィールドを完全にMONOBRIGHT色に染め上げる。SOUND OF FORESTのオーディエンスを掌握しきったところで、いきなり新曲を披露。桃野と松下省伍(G)のツイン・ギターが激走するアグレッシヴな1曲に、SOUND OF FORESTも大きなハンドクラップで応える。「今年で5年連続SOUND OF FORESTです。完全に住んでます! ここをもう故郷と呼んじゃおうかと。そんな故郷に、5年目にして初めてスペシャルゲストを呼びたいと思います!」と桃野が呼び込んだのは、MONOBRIGHTの北海道の大先輩でもあるbloodthirsty butchersの吉村秀樹! しかも、吉村さん、MONOBRIGHTの衣装に身を包んでの登場である。桃野、松下、吉村のトリプル・ギター編成で、吉村が作曲を手掛けたという新曲を披露。これがまた、エヴァーグリーンな輝きを持ったミドル・ナンバー! 吉村の極上のメロディが、ロック・シンガーとしての桃野の魅力を引き立てる、MONOBRIGHT の新たな名曲の誕生だ。

「ひたちなか! 皆さんの脳みそと一緒に踊りたいんです!」と“踊る脳”で再びお祭り騒ぎを起こせば、ラストも本日3度目の新曲を披露。アルバムのハイライトになるであろう痛快なアップテンポ・ナンバーに、SOUND OF FOREST中の拳が揺れる。まさに貫禄と新境地とを見せつけたMONOBRIGHT。今月14日、15日に東京・新代田FEVERでライヴレコーディングされる5thアルバムは、とてつもなくモノすごい一枚になりそうだ!(大山貴弘)