


「ROCK IN JAPAN 2012初日、どうだった、みんな? 楽しかった? 具体的にどう楽しかったのか、せーのでみんな一緒に言ってみよう」と、清水はムチャぶりでオーディエンスを笑わせつつ、「やり残したことがある人がいたら、ちゃんと全部ここに置いていってください」とトリを務めるアーティストらしい頼もしい発言も。7月にリリースしたばかりのシングル“わたがし”や“思い出せなくなるその日まで”でオーディエンスの胸をギュッと締め付けると、今度は「back numberの好き度合いとか、いろいろあると思うけど……ここにいることを後悔させないから。今の俺たちで、ここにいる全員を、ちゃんとGRASS STAGEまで連れて行くから、信じてください」(清水)と熱いMCを語る。
続けて、その日を夢見るようなナンバー“スーパースターになったら”に突入すると、今日一日の最後にそんな力がどこに残っていたのかと驚いてしまうほどオーディエンスは巨大な盛り上がりをみせる。今のバンドの充実ぶりを感じさせる親密な空気感に満ちたステージは、アンコールの“そのドレスちょっと待った”でグランドフィナーレ。オーディエンスとback numberの結びつきをさらに強めたに違いない、充足感に満ちたステージに、ライヴが終わってもしばらく拍手と歓声が鳴り止まなかった。(大山貴弘)

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