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「Perfumeは、今日すごく楽しみにしてきました! だってPerfume、(今年の)夏フェス初めてのステージ!」とあ〜ちゃん。「夏を味わわせてあげるよ! みんなついてこれる?」とキュートなポップ・ナンバー“スパイス”、ハード・エッジながらスペイシーな高揚感に満ちた“SEVENTH HEAVEN”を披露したところで、「ライブはこれから後半戦! みんなの声、みんなの身体の動かしが必要です!」というコールからライブ恒例の「P.T.A.コーナー」へ。「男子!」「女子!」「そうでない人!」のコール&レスポンスの1つ1つが熱く響き渡ったり、あ〜ちゃんがローラの物真似キャラ=アーラに扮して「アーラだよ! フフフ」と数万人を笑いで包んだり、「手振って! 手振って!」と観客一丸のハンドウェーブを巻き起こしてみせたり……それこそワンマンばりの内容をそのままここROCK IN JAPANのステージに凝縮したような濃密なアクト。3人のビシッとした意気込みとリラックス感の絶妙なブレンド具合が、フィールドとの距離をぐいぐい縮めていく。
“FAKE IT”から“Spring of Life”“チョコレイト・ディスコ”とノンストップで畳み掛け、巨大なダンスとジャンプの風景を描き出して再びGRASS STAGEを震わせた後、「次の曲で最後になります!」とあ〜ちゃん。えー!と別れを惜しむ観客の声に「大丈夫! この曲、すっごく大変だから!(笑)。みんなで心を1つにしたいと思います!」と最後の“MY COLOR”へ。かしゆか&のっちがGRASS STAGEの袖いっぱいに展開しながら、3人で「演技指導」する振り付けのアクション越しに、文字通り数万人を1つにしてみせたPerfume。深々と一礼する3人へと沸き上がる、熱烈な拍手の嵐。「秋にはアジア・ツアーも決まりました!」とあ〜ちゃん。誠実に、着実に進化を続け、ついに世界へ向けて歩み始めた彼女たちの「今」が、最高に華麗な形で結晶したステージだった。(高橋智樹)
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Perfume のROCK IN JAPAN FESTIVALクイックレポートアーカイブ