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遂に3日目を迎えたROCK IN JAPAN。トップバッターは、今やロックシーンで大きな期待を背負い、誰もが納得のGRASS STAGE初登場を飾るONE OK ROCK! ギラつく日差しの中、まずはTomoya(Dr)がビートを叩きだすと、Ryota(B)が走り出してきて、Toru(G)は現れるなりジャンプしまくり、最後にTakaはマイクを振りまわしながら登場! しょっぱなから、ロックバンドとしての気合いとポテンシャルを見せ付ける。そして、Takaの「ROCK IN JAPAN、三日目、はじまるぞー!」という絶叫から、演奏へ。ここでは曲順は書けないが、持ち時間の50分の中で、ドラマティックな流れを作り上げていた。そして、4人のステージでの立ち回り方は、完全にスタジアムバンドのものだと思えるくらい、アグレッシヴでダイナミックだった。それでいて、ステージから身を乗り出し、マイクを向け、オーディエンスに近付くことも忘れなかった。その両方を象徴していた曲が、“世間知らずの宇宙飛行士”。途中、Takaがマイクのコードぎりぎりまで歩いていったところで、マイクを置き、ステージの端から端まで駆け回って煽ったのだ。追い打ちを掛けるように、ToruとRyotaもガンガン前の方へ出る。何とも彼ららしい行動だった。
その思いに応えるように、オーディエンスも熱狂。ニューシングル“The Beginning”にも、まだリリース前にもかかわらずガッツリと付いていく。力強いミドルチューン“C.h.a.o.s.m.y.t.h.”では、息を呑むようにじっと聴き入る。ONE OK ROCKが築き上げてきたオーディエンスとの強固な関係性が、初めて体験した人にも伝わったと思う。「夏フェスで楽しく跳びたくて作った曲」である“Let's take it someday”では、全員オーディエンスを座らせて、Takaのカウントでジャンプさせる場面も!
ハイライトは、「この曲は、完全に、この会場に来ているあなたたちのことを指します!」と、Takaが叫んだ“完全感覚Dreamer”。 たくさんの夢見る者たちが弾け跳んだ、熱過ぎる時間だった!(高橋美穂)