Vaundyのアリーナツアー「FUSION」は音だけで38,000人をねじ伏せるほど音楽的情報量がパンパンだった!

Vaundyのアリーナツアー「FUSION」は音だけで38,000人をねじ伏せるほど音楽的情報量がパンパンだった!
Vaundyのアリーナツアー「FUSION」のさいたまスーパーアリーナ公演初日に参加したのだが、席について思ったのが「いつにも増して人多くない?」ということ。

それもそのはず、なんと2日間で76,000人を動員し、さいたまスーパーアリーナ史上最多動員数を記録したとのこと! Vaundyのライブではただでさえ観客一人ひとりの想いがすさまじいのに、それが38,000人ぶん集まって、ただならぬ熱気を生んでいた。


そして、それをひとり(とバンドメンバー)で打ち返すVaundyの神々しさたるや! ストレートなロックソングでも、複雑なグルーヴを持つファンクでも、しっとり聴かせるバラードでも、Vaundyのパフォーマンスにふれていると自然と体が動き出し、心が熱くなってくる。38,000人のうちのひとりでではなく、ちゃんとVaundyに一対一で向き合ってもらっている感覚になる。どこまでも伸びてゆくパワフルなロングトーンの合間に差し込まれるウィスパーボイス、ド派手なサウンドの中でふと訪れる静寂のバランスが絶妙で、Vaundyの存在感と最高の照明だけという相変わらずシンプルなステージセットにもかかわらず、全集中力をVaundyに捧げないと立ってられないくらい音楽的情報量がパンパンだった。

発売中のJAPAN2月号のインタビューで、Vaundyは今回の「FUSION」ツアーに加え、「音楽とビジュアルの関係性」と「聴覚が視覚を超える未来」について語ってくれているのだが、そのひとつの答えのようなものがVaundyのライブにはあると思う。MCで言葉少なく観客を煽りまくるライブモードのVaundyとはまた違う、激動の音楽シーンの中で思い悩みながらアーティストとしてのあり方を模索するVaundyにインタビューで出会ってほしい。(畑雄介)

【JAPAN最新号】新曲“走れSAKAMOTO”から、これからの音楽シーンまで──Vaundyがたっぷり語る2024年ラストインタビュー!
2024年は、アーティストとしてのあり方を見直さないといけないと思った1年だった。 2025年から音楽の消費フェーズに入ると思ってて、その中でどうやって生き抜くかを考えなきゃいけないなって 新曲“走れSAKAMOTO”の話から始まって、2024年を振り返った総括、そしてこれからVa…
【JAPAN最新号】新曲“走れSAKAMOTO”から、これからの音楽シーンまで──Vaundyがたっぷり語る2024年ラストインタビュー!

『ROCKIN'ON JAPAN』2月号のご購入はこちら
*書店にてお取り寄せいただくことも可能です。
ネット書店に在庫がない場合は、お近くの書店までお問い合わせください。
JAPAN最新号、発売中! THE ORAL CIGARETTES/別冊Saucy Dog/Mrs. GREEN APPLE/BUMP OF CHICKEN/SUPER BEAVER/back number/UVERworld/Vaundy/Official髭男dism/宮本浩次/ねぐせ。
12月27日(金)に発売する『ROCKIN’ON JAPAN』2月号の表紙とラインナップを公開しました。今月号の表紙巻頭は、THE ORAL CIGARETTESです。 ●THE ORAL CIGARETTES 今こそ、ロックバンドシーンを背負う── 「PARASITE DEJAVU…
JAPAN最新号、発売中! THE ORAL CIGARETTES/別冊Saucy Dog/Mrs. GREEN APPLE/BUMP OF CHICKEN/SUPER BEAVER/back number/UVERworld/Vaundy/Official髭男dism/宮本浩次/ねぐせ。
ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする