しかし時代は流れ、音楽シーンも移り変わっていく。そこにコロナが追い討ちをかけた。
そんな中で、OwLという存在がこの停滞を打ち破ろうとしている。
彼らの音楽には、かつてのメロディックパンクの魂が脈々と息づいている。「まだ終わりじゃない」という強い意志で、OwLは今この時代に、メロディックパンクを鳴らすことの意味を更新しようとしている。
昨日、新宿ACBで行われた「Overwhelming LIBERTY Tour 2024」のファイナルで、HEY-SMITHやDizzy Sunfistらが所属するCAFFEINE BOMBにOwLが仲間入りすることが発表された。これは彼らにとっての大きな一歩であり、シーンにとっての希望でもある。
この逆境の中でもOwLはメロディックパンクの火を絶やすまいと走り続けている。
彼らの背中を見て、また新たな世代がバンドを始めるかもしれない。
そんな未来を期待せずにはいられない。(古閑英揮)