並み居るレッド・ツェッペリンの傑作のなかでもその重層感、激しさ、またアタック感に溢れたアコースティックサウンドなど、その魅力が凝縮され、2枚組の大作となった『フィジカル・グラフィティ』。
リリース40周年を迎えた2015年にはアウトトラックなどを収録したデラックスエディションを含むリマスタリング再発が行われたが、この2月にリリース50周年を迎えた今年は、さしあたって特別なリリースがアナウンスされているわけではない。しかし、リリース半世紀を迎えたということもあり、次号のロッキング・オンではこの名作の特集を掲載します!
ツェッペリンの最高傑作としては『プレゼンス』を挙げるファンもとても多いですが、この『フィジカル・グラフィティ』を至高の傑作と挙げる人もまた多いです。それはどうしてかというと、ツェッペリンがデビュー前の北欧ツアーから始まって、怒濤の快進撃をほとんど休みも入れず7年間に亙って続け、そのピークを迎えたともいえるのがこの作品に当たるからです。
それを伝えるため、ジミー・ペイジがこの作品の圧倒的なパワーについて語った10年前のインタビュー、そして50周年の今の視点から検証した作品の徹底論考を今回は掲載します。ジミーの語録の熱量は特にすごいので、ぜひご一読ください!(高見展)
レッド・ツェッペリンの記事が掲載されるロッキング・オン3月号