乃紫はそんな10代の気持ちを代弁する歌をたくさん歌っている。と同時に、大人になったって大して何も変わらないよ、ということも歌っている。
Zepp DiverCityにたくさんのティーンが集まっていたのは、乃紫の歌が、青春を美化したり茶化したりして大人とどっちがいいと比べるものではなく、大人になっても図々しく自分の選択肢を押し通して生きていく未来があっていいと肯定するものだからだろう。
“全方向美少女”や“初恋キラー”はもちろんライブで盛り上がるのだけど、今年になってリリースされた“ヒロインになるまでは”や“1000日間”のような、自分の人生は自分のものだという強かなメッセージのほうが、心に突き刺さった。
乃紫は5月3日のJAPAN JAMのWING STAGE、12:20〜出演! 昨年のJAPAN JAMでフェス初出演を果たした乃紫がたくさんの曲を引っ提げて再び登場します。チケットは完売していますが参加予定の方はお見逃しなく!(有本早季)
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