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昨年10月から約8ヶ月に及ぶホールツアー「Sparkleの惑星X」を堂々完走したTHE YELLOW MONKEYが新たに放つ楽曲は、TVアニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』のオープニングテーマ“CAT CITY”。10thアルバム『Sparkle X』と並行して制作されていた、菊地英昭作曲＆吉井和哉作詞による痛快なロックナンバーは、ワイルドなリフとタフなビートが織り成す疾走感の中《足音（ニャア） 聞こえない（ニャア）》のコール＆レスポンスと《ネコニャンパリ》のリフレインがめくるめく中毒性を醸し出し、聴く者すべてをポップとねこ愛の異世界へと導いてみせる。吉井の病からの復活を経て《生まれたこと それで勝ちだよ》と虚飾なき想いを綴った名バラード“Kozu”と同じコンビが同時期に書いたとは思えない悪ノリ過積載感がしかし、「燻し銀」でも「黒光り」でもなく純粋にピカピカのロックバンドとして2025年という時代と対峙するTHE YELLOW MONKEYの「今」を証明するように、どこまでも強く熱く胸に響いてくる。（高橋智樹）（『ROCKIN'ON JAPAN』2025年8月号より）
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