【JAPAN最新号】RADWIMPS、ただいま、熱狂のライブハウスへ! 「BACK TO THE LIVE HOUSE TOUR 2023」完全レポート

【JAPAN最新号】RADWIMPS、ただいま、熱狂のライブハウスへ! 「BACK TO THE LIVE HOUSE TOUR 2023」完全レポート
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号にRADWIMPS「BACK TO THE LIVE HOUSE TOUR 2023」のレポートを掲載!

ただいま、熱狂のライブハウスへ!
「BACK TO THE LIVE HOUSE TOUR 2023」完全レポート

文=天野史彬 撮影=ヤオタケシ


7月4日、Zepp Haneda(TOKYO)。 RADWIMPSが今年6月より開催してきたライブハウスツアー「BACK TO THE LIVE HOUSE TOUR 2023」の東京公演1日目。開演する前から、会場は特別な高揚感に包まれていた。空気中に混ざり合う人々の興奮と緊張。ライブハウスの距離と密度はいつだってこれ以上ないほど現実的なのに、どこか現実離れしている。これからどんな景色が私たちの目の前に広がるのか? 一体、私たちがいるこの空間は、どんなふうに変わってしまうのか? 演奏が始まる前の水面下のざわめきはどんなライブにもつきものだが、それでも、この日はあまりに特別だ。この日、私たちがいるライブハウスにやってくるのは、あのRADWIMPSなのだ。これから起こることも、私たちがどうなってしまうのかも、本当に、想像がつかない。

私がRADWIMPSのライブを観るのは昨年1月の「FOREVER IN THE DAZE TOUR 2021-2022」幕張メッセ公演以来だったが、あの緻密で壮大なライブと、今回のライブがまったく別物になることは重々承知の上だった。今回のツアーは、2015年に米津玄師スピッツONE OK ROCKMr.Childrenなどの豪華なゲスト陣を迎えて開催された「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤」以来となる、8年ぶりの国内ライブハウスツアー。昨年の10月には約1年間バンドを離脱していた桑原彰も復帰した。野田洋次郎はツアーが始まる前からSNSで、今回のツアーのセットリストは「昔の曲」が多くなることを予告していた。とにかく期待は膨れ上がっていた。きっと、この日この場所に集まった他の人たちも同じだったはずだ。その証拠に、Zepp Hanedaのフロアは蠢いていた。集まった人々の心の中の様子を表すように、ライブが始まる前から既に、会場内の空気は揺れ動いていた。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年9月号より抜粋)


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