最新作の『Teens of Denial』が素晴らしいカー・シート・ヘッドレスト(名前はダサい)が、アメリカで5月23日に行ったばかりのライヴ映像をアップしている。こちら。
https://www.facebook.com/nprallsongs
また新作もBandcampで聴ける。突いて欲しいツボを突いてくれる作品。聴けば分かってもらえると思う。
https://carseatheadrest.bandcamp.com/album/teens-of-denial
アルバム1曲目の“Fill In The Blank”はこちら。
実は、私もNYで週末にライヴを観たばかり。最近ヒップホップ系の最新作ばかりが傑作だったので、久しぶりにギターがぎゅんぎゅん鳴ってるライブを観て、ロック・コンサートが素晴らしいってこういうことだった、と思い出したところ。ちょっと大げさだが。
NYでは1曲目の前に、最新作の始まりと同じで、ライブの始まりをアナウンスする女の子が登場して笑った。しかも盛り上げておいて、さっとメンバーが去り、ひとりになって「さて盛り上げたところで、いきなり盛り下げます」と語る。そのややこしい演出も良かった。“Drunk Drivers/Killer Whales”では、彼が「こんな風になる必要はなかったのに……」と悲しく歌う中、会場は大合唱で跳ねまくりだったのが山場だった。去年のCMJで話題になっていてその時も観たのだけど、その時よりライヴはぐっと良くなっていた。自分でも、「CMJで観た人……がいないといいけど(笑)」と言っていた。
フィラデルフィアのライヴではレディオヘッドの“パラノイド・アンドロイド”とスフィアン・スティーブンスの“インポッシブル・ソウル”をカヴァーしたらしい。こちら。
http://pitchfork.com/news/65663-car-seat-headrest-covers-radioheads-paranoid-android-watch/
私が観た日は、デヴィッド・ボウイの“★”をところどころに散りばめていた。
“Drunk Drivers/Killer Whales”のMVはこちら。
また今年の2月に行われたアコギライヴ映像もアップされている。