1)1995年3月13日発表されたレディオヘッドのセカンドアルバム『ザ・ベンズ』を記念して、バンドが未公開のお宝映像を発掘、公開。
これは、1995年3月28日にトロントのHorseshoe Tavernでトム・ヨークが行ったアコギのライブだ。バンドのインスタによると、VHSテープを発掘したということ。それにしては音が異様に良い。インスタにはトムのインタビューも添付されていて、“Fake Plastic Trees”についてこう語っている。
「歌詞では全く意味のないことを書こうしたんだけど、そうしようとしたことによって結局その真逆の結果になってしまった」と自分で分析している。
ライブで演奏されているのは以下の曲。
最後の曲“Thinking About You”はファーストアルバム『パブロ・ハニー』に収録されているが、1998年以来ライブパフォーマンスされていない。今になってライブパフォーマンスが観れて、観客席からリクエストした女性に感謝のコメントをしているファンが多い。この時レディオヘッドはトロントでバンドとしてライブをしているが、司会の人のコメントを聴くに、思い立って『ザ・ベンズ』の曲をトムがここで披露してみることにしたのではないかと思う。
2)レディオヘッドがバンドとして再始動の噂
https://x.com/billboard/status/1901257164389318948
レディオヘッドとしては、2017年の『ア・ムーン・シェイプト・プール』発表以来すでになんと8年も経過。ツアーを2018年に終了して以来バンドメンバー全員がそれぞれ何らかの形で作品を発表したが、とうとうバンド再始動の噂が立っている。理由は、ビルボード誌によると、バンドがこれまでも新作を出すか、ツアーをする前にしてきたように、メンバー5人の名義で、“RHEUK25 LLP”(有限責任事業組合)を設立したから。この文字だけ見ると「レディオヘッドヨーロッパUK 25年」の略に見えるけど。まずは、今年ヨーロッパUKツアーから始動するのだろうか??
トム・ヨークは、バンド再始動に関して、去年オーストラリアツアーの際にラジオのインタビューで訊かれてこう答えていた。
「僕は知らないけどね。それにどうだっていいじゃないかって思うんだ。気にしてくれる人達には悪いし、もちろん感謝してるけど。でも僕らは自分たちの中で、きっちりと説明しなくても、または僕らが何をすべきなのかって誰かの歴史的な概念に回答できなくても、自分たちが良いと思えることをやっていい資格を得たんじゃないかと思うんだ」。つまり好きにやらせてくれよということだろう。おっしゃる通りです。頑張って待ちます。
3)トム・ヨークは5月9日にマーク・プリチャードとコラボアルバムを発売。
トム・ヨークは、マーク・プリチャードとコラボ作『Tall Tales』を5月9日に発売する。
現時点ではアルバムの中からライブ映像も含め2曲公開。
“Back In The Game” (ライブ)
“Back In The Game” 公式MV
“This Conversation is Missing Your Voice"
国内盤など発売詳細についてはこちら。
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14797