ポップな佇まいの奥にある哀しみ、メランコリックの深淵——USインディのミューズ:ジャパニーズ・ブレックファストが最新作のすべてを語る


現在発売中のロッキング・オン4月号では、ジャパニーズ・ブレックファストのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「未だ訪れていない出来事を想像して静かな悲しみに耽る......それがメランコリーって感情なんだと思う」


●いまから振り返って、『ジュビリー』の反響の大きさをどのように受け止めていますか?

「えーっと……正直焦った(笑)。『こんなに凄いことになっちゃって、次作どうするの?』って。 あのアルバム自体はいまでも誇りに思ってるし大好きだし、あれだけの反響が返ってきたことはすごく嬉しかった。あのアルバムを出した1年間は、まさに自分の人生にとって一大事みたいな時期だったよ。

そのアルバムの次に続くアルバム作りに乗り出すって最初は相当怖かったけど、でも、あのアルバムが成功したこともそうだし、それに伴って訪れた数々の機会にすごく感謝してる」

●新作のとっかかりや入口、モチベーションになるものが何かあったのでしょうか。

「そう、前回の『ジュビリー』が喜びについてだったでしょ。しかも、ストリングスだのホーンだの満載で、バンド編成も豪華で、自分がシンガーとして表立ってパフォーマンスするスタイルになってて。

とはいえ、自分はシンガー役をやりたいわけでもないし、そもそも自分が歌い手であるって意識もなかったから。歌い手というよりも書き手っていう意識のほうが強い。だから、人気トーク番組に
出て歌手としてパフォーマンスするとか違和感あったし、場違いなところに出させられてる気がしたし、まわりからも『なんで彼女が前に出て歌ってんの?』って視点で見られてる気がして(笑)、『いや、そもそも私、そっち系じゃないんですけど!』っていう(笑)。

歌い手っていうよりは、作曲とかアレンジとかむしろ裏方寄りの人間なんだけどなあっていう。だから、今回は原点に戻って『私にギターを弾かせて!』って気持ちだった。
(以下、本誌記事へ続く)



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