祝再来日公演! マッドチェスターの代表バンド:ニュー・オーダーで全フロアが揺れた。貴重な直撃インタビューでは制作秘話や新作についても⋯⋯!?


現在発売中のロッキング・オン5月号では、ビョークのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「ニュー・オーダーがレトロなバンドになることは決してないよ。前を向いて、どうすれば新しくなるか、まだ人々が聴いたことがないものを作るにはどうしたらいいか、常に考えているからね」


●昨日のライブを拝見しました。昔好きだった曲をいい感じで聴ければいいや、ぐらいの気持ちで臨んだんですが、良い意味で全然そんなライブではなく、ニュー・オーダーというバンドが昔のまま止まっているのではなく未だに前進と進化を続けていることが確認できて、大変嬉しかったです。昨日のライブの手応えはいかがでしたか。

トム「僕らにとってはすごく重要なライブだったんだ。なぜなら元々は2020年に来日する予定だったのがパンデミックのせいで公演ができなくなって、でもその後もっと早く日本に戻って来られると思っていたのが今になってしまって。だから今回こうやって再び日本のファンに向けて演奏ができることは、バンドにとって本当にとても大事だったんだよ」

フィル「コロナで日本に来られなくなったあと、機会をうかがっていたら時間がかかってしまって、ずっとやり残した仕事という感じがあったからやっと来れて嬉しかったね」

トム「それから今、ニュー・オーダーは常に進化し続けていると言ってくれたけど、それはバンドのDNAに刻まれているものだと思う。常に前進して実験して、曲のアレンジを変えたりもしながらね。そこはバンドにとって大事な部分だから気づいてもらえて良かった」

●2016年の来日公演も大変良かったんですけど、そのときはわりあいオリジナルに忠実なアレンジだった記憶があるんですが、今回曲によっては大胆なアレンジを施していて、ずいぶん変わっていました。

トム「そうだね、バンドのメンバーはみんな創造的な人間で、過去にとどまるつもりは全くない。大事なのは前に進むこと、実験することだ。時には曲に新しい要素を加えたりもしながらね。新しいアレンジや音楽的アイデアを試して作り直したり、新しいものを作り出すことが大切なんだ。過去の栄光にあぐらをかいたり、現状に甘んじるつもりはない」

フィル「個人的にもその方が新鮮さを保ってずっと面白がっていられるし、観客にとってもそうだと思う。同じことはビジュアル面にも言えて、バーナードはクリエイティブディレクターのウォーレンと共にかなり時間をかけて、音楽に合わせてビジュアルもアレンジし直して新鮮さを保っているんだよ」
(以下、本誌記事へ続く)



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