rockin’on sonic 2026、ついに発表された第一弾ラインナップ! その見どころに迫る


rockin’on sonic、2026年も開催決定! このニュースに思わずガッツポーズしてしまったのは私だけではないだろう。今年初開催された「ロキソニ」ことrockin’on sonicは、洋楽特化型ニューイヤーフェスとしてツボを突きまくったラインナップを展開、洋楽ロックリスナーを中心とする観客の歓喜と興奮に包まれ、2日間を大成功のうちに終えた。今年のrockin’on sonicに参加した人も、参加できずに悔やんだ人も、「来年やるなら(また)行く、だから絶対やってくれ!」というのが総意だったはず。rockin’on sonicは、そんな私たちの願いを叶えるべく新春に戻ってきてくれるのだ。サンキュー、ロッキング・オン!

ちなみに今回は、1月4日(日)の1日のみの開催となる。会場である幕張メッセのスケジュールと、暦上の問題なので致し方ないところだ。むしろ、アーティスト第1弾発表の段階にして早くも「こんなメンツを一日で観られるなんて贅沢すぎる!」というラインナップになっており、今年にも増して濃密なフェスになりそうな予感すらある。まず何と言っても、ペット・ショップ・ボーイズとアンダーワールドという、いずれもヘッドライナークラスの大物が2組いるのが凄い。ウィーザーとパルプでRO王道のオルタナ路線を固めた初年度に対し、エレクトロニック、ダンスミュージックのレジェンドの参加で、rockin’on sonicのフェスとしての可能性も大きく広がったのではないか。

一方、本誌読者にも揺るがぬ人気を誇るグッドメロディーの匠、トラヴィスの登場は安心と信頼の証。また、直近10年のUKを代表するトップバンドであり、新作も素晴らしいウルフ・アリスはギターロックのビビッドな現潮流を伝えてくれるだろう。そして今、最も熱くラディカルなヒップホップトリオ=ニーキャップのエントリーは凄まじく重要である。彼らを日本に呼べたことは、洋楽特化型フェスとしてのrockin’on sonicの意義をさらに高めるものになるだろう。

rockin’on sonicでアーティストと観客が共に集積する経験と実績は、未来の洋楽シーンに必ず活かされるはず。rockin’on sonic 2026で、ぜひあなたもその胎動を実感してほしい。(粉川しの)



rockin’on sonic 2026の記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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