週末に公開された『STAND BY ME　ドラえもん』、観ましたか？　原作の大事な本質をぎゅっと詰め込んだ、斬新でいて懐かしい本作。特に冒頭、初タケコプターの場面は『ピーターパン』みたいで感動的！　ドラえもんがのび太の隣にいることが、タケコプターで飛べることが、当たり前になってしまったわたしたちに、もう一度その奇跡を実感させる物語なのだ。日常をドラマティックにエモーショナルに描く山崎貴監督の才能は、『ALWAYS 三丁目の夕日』ですでにみんな知っているが、ここでも本領発揮されている。
ちなみに３D映像にドラ違和感をおぼえる人もいるかもしれないが、映画を見始めると、タイムマシーンの場面とか、机の引き出しの奥行きとかのび太の口の中の奥行きとか、麦茶がコップからこぼれそうなリアリティとか楽しい驚きがいっぱい。あと「虫すかん」のエピソードのむわーんとしたシュールは映像は３Dならではだろう。


現在発売中の関ジャニ表紙号のHでは最速取材を掲載中。山崎貴×八木竜一の両監督インタビュー、原作をひもときながらのコラム「子ども経験者の僕らが今、観るべき５つの理由」などなど、ぜひチエックしてください。（井上）