今回アフレコ時に錦織さんから「なんでオファーを受けてくれたんですか」と訊かれたんですけど、あんまりビジネス的なオファーだと感じなかったからなんです。今回は、錦織さんが呼びたい人を呼んで好きに作る作品だというのは事前に聞いていたので、自分が勝手に仲間のように思っている人から「一緒に面白いことをしようよ」と言われている感じで。この仕事をやったからキャリア的にどうとかはもうどうでもいいというか、友達に頼まれたら何でもやるよという(星野)
お話を聞いていて何より印象的だったのが、おふたりの根底にあるものづくりへの純粋な愛情と好奇心。自分からオファーしたくせに訊いてしまうという……(笑)。だってこの15年間の星野源の飛躍はものすごいじゃないですか。最早おいそれと仕事を振っていいのかなって思いますよね。会議でも星野さんの名前を出すと周りがざわつきますからね。「頼んでいいんですか!?」って(錦織)
この作品において星野さんに求めていたのはもう少し振り幅のある、枠からはみ出したお芝居でした。謙人というちょっとドライなキャラだからこそ、星野さんの個性──星野さんのお芝居に感じる「振動」が欲しいなと。すべてが計算通りに配置してあるアニメーションで、特にこうしたコメディの中に、アナログで温かく、共鳴するふり幅みたいなものを入れてくれることを期待していました(錦織)
互いへの深いリスペクトはもちろん、自分たちの「好き」をとことん追求し、新しい表現に挑み続ける姿勢が伝わってくる、刺激的で熱い対談になりました。『エリィアンズ』の台本を読んだときもですが、3作品を通して観た際、「錦織さんの心の中劇場」だと感じました。「別に理由はないけどこれが好きなんだ!」というフェチズムを存分に浴びたというか……「こういう作品を観たいんだよな」と思えたんです(星野)
長年の交流を経て、ついにひとつの作品を共に作り上げた星野さんと錦織監督。ふたりだからこそ語り合える創作の喜びと、その先に広がる可能性についての濃密な対談の全文は、ぜひ誌面でお確かめください。
『エリィアンズ』にちなみ、宇宙をテーマに撮影した、ちょっぴり不思議でレトロフューチャーな撮り下ろしフォトも必見です!(山下茜)
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