前にもこのブログで紹介して、昨日出たCUTでもレビューを載せた、50代になってもメタルを鳴らし続け、ビッグになることを夢見るダメ親父たちのネバーエンディング青春を捉えた映画『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』のライヴ付き試写会というイベントが今日ZEPPで開催された。
これが普通の完成披露試写会などでは考えられない異様なテンションを帯びたイベントで、集まった観客も映画の上映より、ライヴを楽しみにきている感じ。ビールとか飲んでるし。
映画が終わった瞬間、Vo/Gのリップスが会場の前方からギターを掲げて現れたんだけど、その瞬間、観客はライヴハウスに丁寧に並べられた椅子を完全にシカトしてみんなでリップスを囲む。ステージに上がりバンドと合流したリップスは、そのままアンヴィルの代表曲“メタル・オン・メタル”を演奏。当たり前のようにヘッドバンギングの嵐。
演奏が終わり、監督も登場してステージ上で舞台挨拶が始まっているにも関わらず、“アンヴィル”コールや野次は止まらない。司会の方がめちゃくちゃ困ってたんだけど、途中で彼女も開き直り、なんか客を煽りまくってたのが印象的。最後は、バンドもその熱気に折れて、アンコールを披露。めちゃくちゃ満足そうにステージを去っていった。
写真は、会場で会った某スポーツ新聞で働く友人に譲ってもらった報道写真。とても試写会の写真とは思えない。アホ丸出しな感じでよろしい。
ちなみにこれは配給会社の担当が着ていたTシャツ。こちらもアホ丸出し。会場で販売されてた。(内田亮)
バカ親父=ANVIL
2009.10.21 00:05