昨日発売のＣＵＴ、おかげさまでナイスなスタートダッシュをきっております。

以前にもこのブログで書かせてもらったとおり、映画『ノルウェイの森』特集のなかで、松ケンにがっつり話を訊いている。
「大人になってしまった」「わいの思春期はもう二度と戻ってこない」などなど、いつにもましてキラーコメントが満載になっていると思うんだけど、インタビューをしていて、特に印象深かったのは、セックスシーンについての話。
実にトラン・アン・ユンらしい文学的なセックスシーンに対しての、松ケン自身の解釈が非常に明解で、その話を訊いたときに、ああ大人になるってこういうことなのかもなー、なんてしみじみと思ってしまいました。
松ケンはいつでも、そのときどきの彼のモードに正直に向き合って話をしてくれる。

『ノルウェイ』特集のなかではトラン・アン・ユン監督はもちろん、リリシズム全開のサントラを提供したジョニー・グリーンウッドのインタビューも掲載してます。
１２月１１日に迫った公開に先駆けてぜひとも読んでいただきたい、読んでいただければ『ノルウェイ』がどうすごい映画なのかよくわかる、そんな特集になっているかと思います。ぜひ。（小柳）