世の中の不正にぶち切れた男が、お手製のコスチュームをまとってスーパーヒーローになる！
と言うと、どうも『キック・アス』を彷彿とさせるけど、この『スーパー！』は、まさにそういう映画。
なんだかパクりっぽいけど、よくよく考えてみると、かの『バットマン』も基本、そういう設定の物語である。
この『スーパー！』で期待できるのは、レイン・ウィルソン、エレン・ペイジ、ケヴィン・ベーコンという、“まとも”なキャストはもちろんだが、脚本・監督がジェームズ・ガンだっていうこと。
誰？と思われる人も多いかもしれないけど、彼は『スリザー』という、21世紀のカルト・クラシックになりつつある、素晴らしいＢ級ホラー・コメディを手掛けた、若き変態。キャリアのスタートがトロマ映画というかなりの曲者である。
『キック・アス』をより悲惨に、より残酷にしたというこの映画、7月に公開される。楽しみ。（内田亮）

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