実験性溢れるJAMIE LIDELLのステージ!
2008.07.25 15:10
徐々に人が集まってきたホワイトステージには黒縁メガネ、黒のシャツとストライプのパンツというシンプルなスタイルでジェイミー・リデルが登場。いきなりソウルフルなボーカルを響かせ、場内をゆるやかなムードに変えていった。しかし、驚いたのはボーカリストとしてだけではなく、自らラップトップをいじり、自分の声にエフェクトをかけてエレクトロなサウンドを作り出していくところ。エフェクトをかけたマイクと普通のマイクを2本同時に使ってみたり、エレクトロ・サックスと掛け合ってみたり、魅せるステージをその場で作っていく。
途中、ドラム、キーボード、ギター、サックスのバンドメンバーがステージからはけ、ジェイミーが一人でラップトップをいじり、ホワイトステージを完全に独り占め。自らが作り出したサウンドに乗せて歌いながら、まさにステージ上で実験的に音を鳴らしていった。もはや職人の域に達したエンターテインメント性にオーディエンスも歓声を上げて応えていた。(阿部英理子)