リキッドルームにて、インターバルをはさんでの二部構成で行われたライブ。
4人だけでLITEの変わらない本質を追求する第一部と、対してたくさんのミュージシャンをステージに呼び込みLITEの無限大の可能性を見せた第二部。参加したゲスト・ミュージシャンはCaroline、シモリョー(the chef cooks me)、アチコ(Ropes)、戸高賢史(Ropes/ART-SCHOOL)、KAKUEI(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND/L.E.D.)。
緻密な下書きを丁寧になぞるようなストイックさも、音の重なりに身を任せてフリーフォームに形を変えていく柔軟さも、どっちもLITE。というか、アルバム『FOR ALL THE INNOCENCE』を経て、インストロックバンドとしての骨格と筋肉を一層強化しつつも、その骨と肉をいくらでも自由に動かして色鮮やかな絵を描ける身軽さと自由さが今のLITEにはある。カテゴライズ無用のクリエイティブな音楽集団としての彼らの歴史は、始まったばかりだ。ライブ後の4人はすべてを出し切って疲労困憊ながらも、心底満足げだった。
3月にミニアルバムをリリースすることも発表。どんどん進化するLITEに、次号インタビューします!(小川)