もうタイトルが全てを物語っている。SISITER JETのニューシングル『3-1=2 / No Limit e.p.』。
ベーシストの脱退を経て、ふたり体制になった彼らが放つ名刺代わりの一枚だ。

3ピースというR&R伝統のフォーメーションからはみ出し、ベースレスというハンディを背負ったかのように見えるSISTER JET。
それなのに今作から浮かび上がるのは、過去最高にロールするバンドの今。
よりピュアに、より大胆に愛するロックンロールを鳴らすふたりの姿がある。

60Sや70Sのリヴァイヴァルなんかじゃない。
ふたりの根っこにある本能が、この土臭くて、荒々しくて、ロマンティックな音を生み出している――そんな確信を抱かせてくれる、素晴らしいアルバム。
新生SISTER JETに迫るインタヴュー、お楽しみに。次号JAPANに載ります!!（塩澤）