『007』シリーズの米映画会社MGMが破産法申請へ


アメリカ・ハリウッドの映画会社MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)が、米連邦破産法の適用申請を行ったことが明らかになった。この申請は、日本でいう民事再生法にあたる。MGMは経営の悪化が長く伝えられていて、2005年にはソニーを中心とする企業連合が約49億ドルで買収したこともあった(ソニーは20%を出資していたが、すでに損益処理済)。このハリウッドの老舗スタジオには4,000タイトルのアーカイヴがあり、もっとも有名なものに『007』シリーズがある。なお、サム・メンデス監督によるシリーズ最新作『ボンド23』については、この春、無期限の制作休止が伝えられていた(おそらくどこか別のスタジオが買うと思われる。たしか、ワーナーの線が濃厚だったと記憶しているが、間違ってたらすみません)また、『ロード・オブ・ザ・リング』の前章にあたる『ホビット』2部作の制作も予定されていた。