VIVA!COLDPLAY!


クリス・マーティン、絶好調!!マリンの大トリ、コールドプレイの登場だ。

本当に盛り沢山のエンターテイナーショーだった。

1曲終えるごとに「アリガトウゴザイマス!」と挨拶して、「タノシンデル?タノシンデル?タノシンデル〜〜?」と訳もなく3回繰り返して会場の笑いを呼んだり、ステージを下りて猛ダッシュでPAテントの後ろの方まで駆け抜けて後方の観客にもサービスしてみたり、ピアノ弾き語りで“世界に一つだけの花”をきちんと日本語で披露してみたり……。サービス精神旺盛さは尋常じゃなかった。

もちろん、クリス・マーティンのみならず、バンドも絶好調。これまで、コールドプレイといえばピアノ・サウンドがどうしてもイメージとして前面に出がちだったけど、ニュー・アルバムの楽曲中心に代表曲がバランスよく散りばめられたセットで、これまでになくギター・リフがフィーチャーされたサウンドが冴え渡っていた!後半、客席中央に設置された小さなステージでメンバー4人が肩を寄せ合いながら、アコースティック・セットで何曲か披露もしてくれた。

ステージに戻って普通のセットに戻るかと思いきや、彼らの前に出ていたアリシア・キーズが飛び入り参加してクリスとピアノを連弾、セッションするというサプライズもあったり。本当に盛り沢山すぎました!大満足です!

でも、一番良かったのはニュー・アルバム『Viva La Vida』の最初で始まり、最後の曲で締め括られたこと。彼らの転機とも言えるこのアルバムの世界観が余すところなくきちんと表現されていたことが何より一番嬉しかった。(阿部英理子)