James Blakeの新木場スタジオコースト公演を観て感じたこと 2013.06.04 21:26 山崎洋一郎の「総編集長日記」 これほどのライブをやれるアクトは、世界有数だと言っていいはず。声の存在感と音の威力は以前のライブをはるかに超えている。これほど精巧に繊細に書かれた曲(まさに最後にカヴァーしたジョニ・ミッチェルなみに)にもかかわらず、無骨ささえ感じるほどの圧倒的な「強さ」を感じる。最初にCDで聴いた頃の彼の印象は、荒野に立つ危うい若木のように不安げな孤独感に包まれていたが、今のJames Blakeにその不安感はない。孤独が圧倒的な強度でそびえていた。フェスのメインステージで観たい。