ダンサブルなイントロから、これが10-FEET?と驚かされる。芯には疾走感やヘヴィネスが貫かれているし、ジャンルで言えば大きくはみ出してはいないものの、その中に「バスケ」『SLAM DUNK』という鍵で開けられる宝箱があったんだな、と思わずにはいられない。10-FEETはそんな奇跡を結成25年で起こしたのだ。90年代にアニメを彩った主題歌は爽やかだったけれど、2020年代の映画は主題歌からして剥き出しで行く!という意思が感じられる。登場人物の顔が思い浮かぶ、味わい深いアウトロまで必聴だ。なお、TAKUMAは武部聡志と共に劇中音楽も担当。こちらも新鮮なコラボレーションであり、期待が高まる。(高橋美穂)
『SLAM DUNK』という夢が開けた宝箱
10-FEET『第ゼロ感』
発売中
発売中
DIGITAL
ダンサブルなイントロから、これが10-FEET?と驚かされる。芯には疾走感やヘヴィネスが貫かれているし、ジャンルで言えば大きくはみ出してはいないものの、その中に「バスケ」『SLAM DUNK』という鍵で開けられる宝箱があったんだな、と思わずにはいられない。10-FEETはそんな奇跡を結成25年で起こしたのだ。90年代にアニメを彩った主題歌は爽やかだったけれど、2020年代の映画は主題歌からして剥き出しで行く!という意思が感じられる。登場人物の顔が思い浮かぶ、味わい深いアウトロまで必聴だ。なお、TAKUMAは武部聡志と共に劇中音楽も担当。こちらも新鮮なコラボレーションであり、期待が高まる。(高橋美穂)