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弌誠の3rdワンマンライブ『ジャンク・セッション・シティ』、10月16日のZepp Shinjuku公演は、弌誠の音楽への衝動を火花のようにヒリヒリと感じるライブだった。
ヘヴィなロックサウンドで1曲目“ラヴボム!!!”が文字通り「投下」されると会場中が沸き立つ。そのまま2曲目には最新のキラーチューン“ニャートビート feat.
超学生”を早々にドロップ。この日は事前に超学生のゲスト出演も告知されていたが、まさかこんな早くに登場!?と思わず身構えていると、期待通りに2コーラス目に超学生が颯爽と登場。力強いフローとがなりの歌声とで楽曲を彩っていく。その熱気のまま弌誠が超学生に提供した“ファンデモーニカ”へ。弌誠のギターカッティングに乗りふたりの歌声がせめぎ合うように弾け、融合する。
嵐のように現れた超学生を見送ると、ここからはまさに弌誠の独壇場。“連れ出してトロイメライ”の、映像演出を含めたポップな世界観を堪能したあとには、宵闇へとぐいぐい引き込むような“あられやこんこん”。そのレンジの広さでソングライターとしての凄みを見せつける。
そして、「これまであまりライブではしんみりした曲はやってこなかったんですけど、今日はせっかくなのでバラードを」と、新曲と思しき未公開曲を披露。静かな熱を帯びた歌声に引き込まれていく。弌誠を象徴するアイコンである「彼岸花」が蕾から花開き、花を散らし、また蕾が膨らむ様をスクリーンの映像は描き出していく。ハイトーンのラスサビはまるで泣き声のようにも響いて、弌誠の持つ抒情性ここに極まれりといった趣だった。
まるで楽曲に自身の音楽への思いを託しているようでもあり、抉るように歌が沁みてくる。さらに「高校生の頃に作った曲」という“ユートピア”。それを「小学校の頃からの幼なじみ」だというドラマーの朝陽とともに披露し、弌誠は「今回のワンマンでは『青春』の雰囲気をライブで共有したかった」と言った。確かに朝陽との共演も含め、音楽に対する弌誠のピュアな情熱と衝動を受け取るような感覚には思わずグッとくる。
それを経ての後半。打って変わって“しあわせレストラン”で魅せるダークでホラーな感覚には猟奇的なイラストレーションの映像も相まって、これまで以上にドープな世界観が立ち現れた。 “よなべのタンゴ”もまた弌誠のダークサイドが際立つ異形のダンスナンバー。シャッフルのビートに会場中が跳ねる跳ねる。この密やかな祭りのような光景を生み出せるのも弌誠ならではだ。そしてやはりラストの “モエチャッカファイア”の火力はこの日予想以上の強さで燃え、会場のコールも最高潮。
その高揚感が残る中、アンコールでは“lapis lazuli”(瑠依子への提供曲のセルフカバー)を披露し、弌誠のピアノ演奏も堪能することができた。そして再び超学生が登場して、“モエチャッカファイア”と“ニャートビート”2連発! この日二度目の“ニャートビート”は映像演出なしでシンプルに音と歌で魅せ、ラスサビのふたりの強烈なユニゾンは弌誠の新たな境地を感じさせた。この日、弌誠の楽曲がライブでさらなる没入感を生み出していく瞬間を、我々は何度も目の当たりにしたのだった。(杉浦美恵)
このライブレポートは、11月30日発売の『ROCKIN'ON JAPAN』1月号にも掲載!
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弌誠 3rd ONE MAN LIVE ジャンク・セッション・シティ
2026年10月16日(金) Zepp Shinjuku
●セットリスト01. ラヴボム!!!
02. ニャートビート feat.超学生
03. ファンデモーニカ
04. デビデビデビット
05. 連れ出してトロイメライ
06. あられやこんこん
07. 未公開楽曲
08. ユートピア
09. しあわせレストラン
10. 恋舞
11. ガタゴト
12. よなべのタンゴ
13. 阿吽
14. GAME OVER
15. モエチャッカファイア
Encore
16. lapis lazuli
17. モエチャッカファイア
18. ニャートビート feat.超学生
弌誠 オフィシャルサイト
提供:VAP
企画・制作:ROCKIN'ON JAPAN編集部
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