勢いよく駆け出してきたTANNY、「いこうかー!!」と熱烈にアジテート。思いっきり笑って帰ってくれっ!!」とU-TANもシャウト・アウト・ラウドして1曲目の“maximize”へ雪崩れ込めば、いきなりマキシマムな熱狂が場内に立ち現れる。新加入・SUNEのリズムは実にタイトかつアグレッシブで、アタック/音のキレ/安定性ともにバツグン。これはなかなかに腕の立つドラマーである。個人的にメンバー・チェンジ後はじめてのライブだったのだけれど、序盤で確信させられました、「大丈夫、グッフォーはグッフォーだ!」って。4人のアンサンブルは、これが新体制で初めてのツアーとは信じがたいくらいガッツリ一体的だった。盤石のバンド・サウンドに焚き付けられて、ダイブ&モッシュで炎上しまくるフロア。キッズのフィーバーっぷりは観ていて圧倒されるほどだったけど、誰よりもアガってんのは他ならぬメンバー自身であって、TANNYは時に見切れるほどステージを端から端まで走り回り、ベース・MAKKINは豪快にヘッド・バンギングを繰り出しながら低音を量産。U-TANは大きく足を広げて幾度もジャンプ・アップ!と、フロント3人ともワイヤレスだからもう暴れたい放題。そうそう、この全開っぷりこそがグッフォーなのだ。ペース配分なんて関係ナシに、バンドはどこまでもワンパクに、たくましく突っ走っていくのだった。中盤には、新メンバーをみんなにイントロデュース--「ひとり紹介するわ。新しいドラムのSUNEです!」とU-TAN。「KAWAJINが抜けるってなった時、KAWAJINとできる範囲で年に1本でもやっていったらええんちゃうんってなったり、ここらで(バンドを)止めるかとか半年くらいミーティングしました。いろいろあったんやけど、今日が全てやと思います。もっと見てくれ、汗まみれで乳首も透けてるけど(笑)、これが今の俺らです!」。「このツアー回って思ったのは、いろんな人に助けられてるなあって。むっちゃ感謝の気持ちでここまでやってきました。その感謝の気持ち全部出していくんで、みんな受け取ってくれ!!」(TANNY)とMCではたびたび感謝が言葉にされ、試練を乗り越えてより強固になったバンドの結束が観ていてとても頼もしかった。フィナーレを迎えるころには、メンバーもキッズも頭から水を被ったようにビッショビショ(「みんな、なんでそんな濡れてんの?
俺らもか(笑)」とTANNY)。「納得いかんかったら、とことんツッパっていこうぜ!」とU-TANが叫んで鳴らされた“J.C.”で、フロア中が一斉にジャンプ・アップする様はマジ圧巻だった。あらゆる鬱憤を根こそぎ吹っ飛ばし、驚異的な運動量と気迫で最後まで突っ走ったグッフォー。5月に行われるALLiSTER(祝・復活!)とのスプリット・ツアーでも、また絶好調なステージを見せてくれることだろう。(奥村明裕)