Superfly @ 赤坂BLITZ

Superfly
キャリア2度目のツアーとなる「Superfly Rock’N’Roll Show 2008」、そのファイナルにして赤坂BLITZツー・デイズの最終日。チケットは両日ともソールド・アウト! となったばかりか、なんとツアーの全12公演すべてが完売という、その名のごとく音楽シーンの出世街道をスーパー・フライングして、“いま、最も求められているシンガー”であることを実証してみせたSuperflyである。開演前のBLITZも、満場のお客さんの期待感が膨れあがって並々ならぬ熱気だ。

定刻を5分ほど過ぎた頃、まずはバンド・メンバーがオン・ステージ。ギター×2、ベース、キーボード、ドラムスの5人による“Hot’N’Nasty”のファンキーなアンサンブルに導かれ、ボーカリスト・志帆が大きく両手を掲げて登場。グリーンのベルボトム、カラフルな原色トップスにパープルのレースを纏い、「行くよ、Akasaka!!」と勢いよくお客さんに投げかけて“Ain’t No Crybaby”に雪崩れ込めば、フロアには早くもフィナーレのような熱狂が立ち現れた(スゲー!)。アコギ抱えて届けた“1969”では聴衆に優しく語りかけるように、はたまた“孤独のハイエナ”では沸き上がる感情の奔流に全てをまかせる豪快さで、どんどん会場の熱を高めていく。

中盤の“愛と感謝”では、サビメロをオーディエンスみんなで大合唱。フロアを真ん中で右と左のブロックにわけてコーラスもばっちり指導するという名コンダクターっぷりを発揮したり、最近まで知らなくて大阪のお客さんから大ブーイングを受けたという「オモロー!」でコール&レスポンスしたりと、終盤は一体感を極限まで高めてラスト・スパート。本編ラストには全てを祝福するような眩さでSuperflyの飛躍曲“愛を込めて花束を”が降り注ぎ、満場の笑顔と共に盛大なクライマックスがBLITZに訪れた。

とにかく圧倒的だった。151cmの小さな身体を目いっぱいに使ったバイタリティ溢れるライブ・パフォーマンスが。そして、盤石のバンド・サウンドにいささかも引けをとらない、どころか、BLITZを丸ごとSuperflyワールドへと先導していった素晴らしく伸びやかなボーカリゼーションが。変な言い方だけれど、この人の歌声には滋養強壮効果みたいなものがあって、聴いててめちゃめちゃ元気出る、ホントに。連日の暑さに早くも夏バテ気味のマイ・ボディに、パワーをたっぷり注ぎ込んでもらった2時間でした。秋にはアンコール・ツアー「Rock’N’Roll Show Vol.II」も決定しているので、Superfly未経験の方はぜひご体感あれ!(奥村明裕)

1.Hot’N’Nasty
2.Ain’t No Crybaby
3.1969
4.ハロー・ハロー
5.Oh My Precious Time
6.バンクーバー
7.孤独のハイエナ
8.凛
9.愛と感謝
10.マニフェスト
11.嘘とロマンス
12.Hi-Five
13.愛を込めて花束を

アンコール
14.Last Love Song
15.How Do I Survive?
16.I Remember