フラワーカンパニーズ @ SHIBUYA O-WEST - フラワーカンパニーズフラワーカンパニーズ

フラワーカンパニーズ @ SHIBUYA O-WEST

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今年結成19周年のフラカン、廃盤になっていた3rdアルバム『オレたちハタチ族』(1996年)と4thアルバム『マンモスフラワー』(1998年)の復刻盤が3月に出たのを記念して、その3rdと4thの曲だけをやる、という企画物ワンマンが本日。なんで3月に出たのに、ライブが8月なのかは、よく知りません。ちなみに、1stと2ndは、去年復刻されました。にしても。そんなマニアックなライブを、フェスが多いからどのバンドもワンマンを避ける8月の、しかも平日にやるなんて。もうひとつ言えば、ホルモンのオープニング・ゲストとかGO!GO!7188の日比谷野音とか、7月8月と東京でイベント・ライブ出演が多かったフラカンなのに。大丈夫なのか。と思ったが、行ってみたらソールドアウトで当日券なし。で、3rdと4thの曲だけってことは、例えば“真冬の盆踊り”とか“深夜高速”みたいな今ライブで必殺の定番になっている代表曲たちのほとんどがないライブになるわけで、それもどうなのかと思ったが、もう面白いように盛り上がる盛り上がる。というか、観ているだけで面白いしワクワクするし興奮するしあがる。それに、こうして久々に聴くと、どの曲もやたらいい。個人的にこのバンドに関しては、1993年頃の、それこそまだ地元名古屋から下北沢や吉祥寺にライブをやりに来ていた時期からの付き合いなので、無論3rdも4thもどっぷりリアルタイムで知っているが、曲が演奏される度に「あれ? こんないい曲だったっけ?」っていちいち思っている自分に、途中で気付いた。たぶん、演奏力・表現力・グルーヴ・各楽器のまとまり、などの、バンドとしての総合的な実力が、当時とは比較にならないくらいアップしているんだと思う。別に「ああ、アップしてるしてる」とか思いながら観ていたわけじゃない。あまりにどの曲もよいので、一体どういうことなのかと冷静に考えたら、そういう答えに行き着きました。特に竹安のギター。ここ5、6年くらい毎回ライブを観る度に思うけど、ちょっとシャレになっていない。かっこよすぎ。まじで今、ロック・バンドのギタリストとして、国内でもかなり上位にランクしていると思う。なのに何故、佐野元春や(今は違うけど去年)くるりで弾いていた、THE GROOVERSの藤井一彦のように、あちこちから外注仕事が来るような状態にならないのか。性格が暗いせいか。社交性が異常にないからか。ぐだぐだな人格だからか。欲がなさすぎるからか。おそらくそれらのすべてが理由だとは思うが、例えばほら、3ピースでやってるバンドが、途中でもっと音を厚くしたくなって、ライブでギターをサポートに加えたりするじゃないですか。キャプテンストライダムとかそうですよね。どうでしょう、そういう感じでサポート・ギターに、この男。興味のある方はご連絡ください。しかし、それにしても、惜しいよなあ。この曲をリリースしていた当時、今みたいなライブがやれてればなあ。そしたら、もっと状況違ったろうになあ。とか思ってたら、本編最後のMCで、グレートマエカワから発表が。2年4ヶ月ぶりのニュー・アルバム、あと3日もあれば完成だそうです。11月下旬に出るそうです。インディーではなく、ソニーミュージック・アソシエイテッド・レコーズからのリリースだそうです。まさかの8年ぶりのメジャー復帰。しかも、かつてフラカンが所属していた今は亡きアンティノス・レコーズも、ソニーグループのレーベルだったわけで、つまりこれは、ソニーと契約が切れたバンドがソニーと再度契約するという、ものすごくレアなケースなわけです。私の知る限りでは、松田聖子とかの超大物しか、そんな前例はない。嘘ぉ!?といろめきたったが、フロアは思ったよりクールだった。たぶん、いい意味で「メジャーとかインディーとかどうでもいいじゃん」という人が多いってことなんだなあ、と思って、いろめきたった自分がちょっと恥ずかしくなりました。ともあれ、そういうわけで、なんだかこれから活気づきそうなフラカン周辺でした。で、それに充分すぎるほど見合うライブでもありました。ちょっと期待。(兵庫慎司)
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