MAN WITH A MISSION @ SHIBUYA-AX

3月から5月にかけての『DON’T FEEL THE DISTANCE ~8カ所だョ!全員集合 対バン TOUR~』に引き続いて行われている、同タイトルのワンマン・ツアー。今夜はその中盤戦となるSHIBUYA-AX公演で、会場はもう“超”が3つくらい付くほど、チケット即完の大入り状態! ワンマンで腹いっぱいオオカミ・ワールドを堪能できるとあって、早くからガゥガゥしっぱなしのガウラー(=お客さん)の皆さんである。まだ名古屋、大阪、仙台、郡山とツアーが残っているので、詳しいセットリストはなるべく伏せてレポートしたいと思います!AXのステージ後方には巨大なスクリーンとお立ち台が設けられていて、定刻を過ぎた18時15分頃、そのスクリーンにスペイシーなオープニング・ムービーが投影。そして、スモークと共にDJ Santa Monica、Spear Rib、Kamikaze Boy、Tokyo Tanaka、Jean-Ken Johnnyと一匹ずつオオカミたちがお立ち台に登場! その凝りに凝った演出にがぜんフロアのテンションは高まりまくり、最初の一音が放たれるや、堰を切ったように大フィーバー! 立て続けに繰り出される扇動的かつ躍動的なミクスチャー・サウンドに誰もが諸手を挙げて踊り狂い、早くも“DANCE EVERYBODY”状態の渋谷AXである。「人間ノミナサマ、ソンナモンカー!? 床二風穴アケチャイナヨ!!」と唯一言葉を操るオオカミ=Jean-Ken Johnnyがさらにアジテート。曲ごとに投影される、その世界観をクール&ダイナミックに視覚化した映像もライブの高揚感を盛り立て、熱狂はどこまでも上昇曲線を描いていくのであった。面白いようにヒートアップするフロアを前にオオカミたちもたいそう上機嫌で、「人間ノミナサマ、トテモイイ顔シテマス。我々モスゲーイイ顔シテルデショ? ドンナ顔シテルカワカラナイトカ言ワナイヨーニ(場内笑)。オオカミタチ、私デサエナニ考エテルカヨク分カラナイケド、ミンナ楽シンデマスヨ!」とJean-Ken Johnny。時おり「タナカさーん!」「ケンちゃーん!」「リブーゥ!」と黄色い声援も飛ぶほどで、すっかりアイドル状態!?なオオカミたちである。また、ライブの合間にはJean-Ken Johnnyと飼育好男によるお約束のスペシャル・ムービーもあり(場内爆笑につぐ爆笑! 果たして今回のMISSIONとは!? 個人的にこのC級バラエティ番組なノリ、嫌いじゃないッス・笑)、ただひたすらにフロアを踊らせるだけでなく、「夏ガ近ヅイテマイリマシタ……ダメ二ナリソウナ時ニ、ミナサマガ進ム道二我々ガヒトツノ指針ニナレレバ幸イデス」――そんな前口上と共にじっくり聴かせるブロックもあって、練りに練られた構成で一時も飽きさせない。今年1月のLIQUIDROOMワンマン(『草食男子絶滅ツアー 2011/2012』/http://ro69.jp/live/detail/63330)とほぼ同様のシナリオにも関わらず、エンターテインメントとしての密度/濃度/完成度は全てにおいて数段レベル・アップしているように感じられた。ライブ中盤には、「時ニハ鬱陶シイ奴モイマスケド、ソウイウ奴ニハ、コウ言ッテクダサイ――Get Off of My Way!」と、炭酸水・ゲロルシュタイナーのCMタイアップで話題のニュー・ソングもいち早くプレイ(終演後にはゲロルシュタイナーの無料配布も!)。7月18日リリースの2ndアルバム『MASH UP THE WORLD』への期待感をグッと高めて、本編終了後にはスクリーンに今秋“WORLD TOUR”を行うことを公表。その第1弾としてZeppツアーが明らかにされた(日程は11月3日@Zepp Nagoya、11月4日@Zepp Namba、11月24日@Zepp DiverCity Tokyo)。そして、アンコールの2曲で再び絶頂へとフライ・アゲイン! 最後は場内一丸の「1、2、3、ガォー!!」でAXワンマンは大熱狂のなか幕を閉じたのだった。夏には『京都大作戦』、『SUMMER SONIC』『SWEET LOVE SHOWER』など大型フェスティバルへの出演も決定。“究極の生命体”ながらなお発育著しいオオカミたちの動向に、引き続きYo注目メーン!(奥村明裕)
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