DIESEL XXX @ 幕張メッセ

イタリアのブランドDIESELの30周年を記念して、開催されたフェスティバル「DIESEL XXX」。しかも10月11日の18時スタートの日本@幕張メッセを皮切りに、北京、ドバイ、ミラノからロンドンやニューヨークまで、世界17ヶ国で同日開催されるという、大規模なもの! ここ日本ではModeselektorやSoulwax、Special Disco Version、DJ HELL、2 many djsなどの海外組みからHIFANA、Ken Ishiiなどの豪華アーティストが揃った。会場は3ステージにわかれて、メインの「ステージ1」ではド派手な電飾が光るセットの上にDJが立ち、両サイドには巨大なスクリーンが置かれ、フロアのどこの位置に居てもステージ全体が観やすいようにできていた。そして隣の「ステージ2」には半球体のオブジェが3つあり、その中は人工芝が小さな丘のように敷かれ、そして真っ白なクッションが置いてある休憩スペースに。そこに座りながら音を楽しむ人もいれば、踊り疲れて爆睡している人もいたりして、観客も含めて全体的に自由に音を楽しめる空間になっていた。どのステージに行くにも歩いてすぐなので、うろちょろしながら色んな音をサクサクと楽しんでいたのだけど、特にSOULWAXと2 many djsのときは足が動かずにそこに留まってしまうほどインパクトのあるライブで魅せてくれた。真っ白のスーツに黒の蝶ネクタイを締めた4人組=SOULWAX。2 many djsのDewaele兄弟が率いるバンドで、生ドラムがいるのだが、そのドラムが凄まじくパワフルで、集まったオーディエンスからもこぶしが挙がるほどに野太いサウンドを展開。途中、まるでダフト・パンクのライブに来ているようだなと思った瞬間、彼らの音がサンプリングされて笑ってしまったけど。とにかくダンサブルでかつロックな高揚感がたまらなかった。そしてDewaele兄弟のユニット、2 many djsはというと、最小限の機材で音を操り、ホワイト・ストライプスやクラシックの“運命”などを取り入れた、自由自在でかつダイナミズムに溢れた音を聴かせてくれていたのだが、終盤にはニルヴァーナ、ハウス・オブ・ペイン、ボブ・マーリーのアンセムを駆使して観客を煽る煽る! また観客もロックだろうがヒップホップだろうがレゲエだろうが、根底に踊れる要素があれば「なんでも来い!」状態で2人を迎え撃ち、前方に居る観客はもちろんのこと、後ろの人までもが躍りまくっていた。気がつくともう5時前……。オールナイトのイベントって途中どうしても疲れがピークに達して肉体的に辛い時間帯があるのだけど、今日の「DIESEL XXX」はそういう疲れもなく、なんだかあっという間に時間が過ぎ去っていった。それほど今夜は夢中で楽しめたってことなのだろう。(石井彩子)
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