メタリカのラーズ、オアシスはここ20年間の人生のサントラだったと語る


先週セカンド・アルバム『モーニング・グローリー』のリマスター再発を行ったオアシスだが、メタリカのラーズ・ウルリッヒはオアシスが「俺のこれまでの20年の人生のサウンドトラックになってきた」と語っている。

ザ・ガーディアン紙の取材を受けたラーズは次のようにオアシスへの思い入れを説明している。

「オアシスはこれまで俺がこの素晴らしい惑星で過ごしてきた人生のうちの20年間のサウンドトラックとなってきたものだよ。俺の頭ん中にはある曲を初めて聴いた時のこととか、ある記事を読んだ時のこととか、バンドの悪ふざけとかお祭り騒ぎのことを初めて聞きつけた時のこととか、音楽に合った物語と映像がすべて揃ってるんだよ」

さらに自分とバンドが関わった一幕として一番好きなエピソードは1994年のことでオアシスが「ニュージャージー州ノーホエアズヴィル(名無し村)」で演奏した際、ラーズが照明係をやらざるをえなくなった時のことだと次のように回想している。

「あの頃のオアシスには照明のスタッフがいなくて、しかも、あの建物でオアシスの曲をしっかり知ってるやつといったら、俺しかいなかったからさ」

ちなみにラーズがオアシスを称賛するのはこれが初めてのことではなく、今年の夏にもノエル・ギャラガーのおかげでコカインをやめたことを明らかにしている。ザ・ミラー紙の取材に対してラーズは10年ほど前までコカインを使っていたが、ノエルがコカインをやめた時の記事を読んで自分もやめたくなったと次のように打ち明けている。

「コカインは人付き合いが広がるところがすごく気に入ってたんだよ。それと危なっかしさもあるからそれも大好きだったんだ。でも、10年くらい前になって、ノエル・ギャラガーのインタヴューを読んでたらこう言ってたんだよね。『コカインはこの間やめちゃったばっかりなんだ』ってね。それがすげえかっこいいなと思ってさ。あまりにも斬新だし、あまりにも正直だし、あまりにも純粋だよね。ノエルのそういうところが俺は大好きなんだよ。個人的には中毒や依存症に陥ったことはなかったからね、俺もある朝目が覚めた拍子に『よし、もうやめた』って決めたんだ」

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