10月15日に新作『.5:ザ・グレイ・チャプター』を日本リリースするスリップノットだが、コリィ・テイラーは新作と自身が率いるストーン・サワーとを比較されることに不快感を露わにしている。
コリィは先頃公開した新曲"ザ・デヴィル・イン・アイ"が一部のファンからストーン・サワーと比較されていることに反感を覚えているようで「自分たちが感じていることについて安直な答をみつけようとしている」と語ったと音楽サイトのブラバーマウスが伝えている。
「俺の声だということがいろいろ関係してるんだと思うんだけどね。たとえば、俺がストーン・サワーでヘヴィーな感じで歌うと俺がスリップノットをそこでやろうとしてると思う人がたくさんいるもんなんだよ。だから、その逆もまた然りで、俺がスリップノットでよりメロディアスなものを歌うと、ストーン・サワーをやろうとしてるってことになるんだよ」
「でも、それじゃ音楽をしっかり聴いてもらえてないんだよ。全部ごちゃ混ぜにされちゃってるだけで。"ザ・デヴィル・イン・アイ"だったら、すごくメロディアスだからみんなストーン・サワーとして比較して、俺はただ『んー……違うんだけどな』っていう。これはスリップノットの音楽なんだから、スリップノットの曲なんだよ。こうしたことになるのはたいていの人が、いい意味でも悪い意味でも、自分が感じてることや自分の意見について安直な答を求めちゃうせいなんだよね」
また、ファンの意見が流されやすいことについても次のように語っている。
「だから『メロディアスに歌ってるんだから、これはストーン・サワーの影響に違いない』って誰かが言えば、みんなそれに倣っちゃうわけで、それはみんなと違ったことを考えるよりは大勢に身を任せちゃう方が楽だからなんだよ。でも、俺たちは自分で考えてそれを実践することをファンに促したいんだよね」
なお、ストーン・サワーは来年にカヴァー・アルバムをリリースする予定だと明らかにしている。